あなたはなぜ本を読むのか?藤原和博『本を読む人だけが手にするもの』

「あなたは本が好きですか?」

同じ質問をされたとき、僕は「うーん別に」と答えてしまいました。

これには自分でも驚きましたが、それでも僕は本を読み続けるんです。

『本を読む人だけが手にするもの』藤原 和博 (著)

あなたに読んで欲しい

  • 何でか分からないけど、本を読んだほうがいいんだろうなぁと思ってる人。
  • 知識や教養を得たいと思っている人。
  • 人生に悩んでる人。

ここが響いた!

20世紀型の成長社会が象徴する「みんな一緒」という時代から、21世紀型の成熟社会が象徴する「それぞれ一人一人」という時代になった。 p.15

・一人一人が自分自身の幸福論を編集し、自分オリジナルの幸福論を持たなければならない。p.21

・情報に踊らされないためには、「個人的な体験」をする機会をできるだけ多く持つしかない。しかも「リアルな体験」に越したことはない。p.46

・現在求められているのは、情報編集力である。情報編集力とは、身に着けた知識や技術を組み合わせて”納得解”を導き出す力だ。p.133

・成熟社会で選択肢の幅を広げ人生を豊かに生きるには、柔軟でクリエイティブな発想をベースにした情報編集力が欠かせない。p.135

こんなことが書かれてます。

今の時代は成熟社会。「それぞれ一人一人」で生きるということ。

本書では20世紀と21世紀の違いについて以下のような例をあげています。

20世紀は。。。

  • 電話は家庭に1台
  • 結婚式の引き出物はみんな同じ

21世紀は。。。

  • 電話は個人に1台(スマホ)
  • 結婚式の引き出物はカタログで自由に選択

20世紀は「みんな一緒」の時代で、パターン化した幸せのかたちがあった。

しかし、21世紀は「それぞれ一人一人」が自分自身の幸せを持たなければならない。

僕自身も、ここ数年で、『今までの生き方では通用しなくなった』という言葉を、

本やネットなど、いろんな場面で、よく目にするようになりました。

著者は、こう言います。

『自分自身の幸福論を編集し、自分オリジナルの幸福論を持たなければならない。』

そして、幸福をつかむための軸となる教養を「読書」で得ることが大事だと。

どうしたら幸福になれるのか?

「幸福はお金で買えますか?」「どれほどのお金が必要ですか?」

こういった質問に対して、教師は適切に教えてくれでしょうか?

親は今の時代にあった答えを教えてくれるでしょうか?

変化のスピードが速い現代には、自分で考え、自分なりの幸せ、答えを見つけましょう。

ジグソーパズルからレゴブロックへの変化

ジグソーパズルのように、どこかにある一つの正解を探す時代から、

レゴブロックのように、正解のない中から、無限に答えを作り出す時代へ。

この能力のことを、著者は情報編集力と表現しています。

読書などによって身に着けた知識や技術を組み合わせて、自分が納得できて、周囲の納得も得られる”納得解”を出せるようになることが大切です。

納得解については、文部科学省の平成29年度小・中学校新教育課程説明会での説明資料の

新しい学習指導要領の考え方』にも記載されています。

予測困難な時代に、一人一人が未来の創り手となる

○ 人工知能がいかに進化しようとも、それが行っているのは与えられた目的の中での処理である。一方で人間は、感性を豊かに働かせながら、どのような未来を創っていくのか、どのように社会や人生をよりよいものにしていくのかという目的を自ら考え出すことができる。多様な文脈が複雑に入り交じった環境の中でも、場面や状況を理解して自ら目的を設定し、その目的に応じて必要な情報を見いだし、情報を基に深く理解して自分の考えをまとめたり、相手にふさわしい表現を工夫したり、答えのない課題に対して、多様な他者と協働しながら目的に応じた納得解を見いだしたりすることができるという強みを持っている。

○ このために必要な力を成長の中で育んでいるのが、人間の学習である。…新たな価値を生み出していくために必要な力を身に付け、子供たち一人一人が、予測できない変化に受け身で対処するのではなく、主体的に向き合って関わり合い、その過程を通して、自らの可能性を発揮し、よりよい社会と幸福な人生の創り手となっていけるようにすることが重要である。

テクノロジーの発達によって便利になった反面、今までのようにいかないことも増えています。

また、文化や考え方の多様化によって、以前は当たり前だったことも通じなくなってきています。

今後、自分の人生の選択肢の幅を広げ豊かに生きるには、沢山の本を読みましょう。

そして、読んだ本から得たものをどんどん活用していきましょう。

読書は、知識・知恵だけでなく、柔軟・クリエイティブな発想を身につける助けになります。

それらを駆使した情報編集力によって、自分なりの幸福を求めていきましょう。

まとめ

ネットやテレビなどで流れてくるものを見ていると、違和感を感じることが増えてきました。

「今まではこんなことなかったな。」「あれ、今はこれダメなの!?」などなど。。

年をとるにつれ、時代の変化が、特に早く感じられていくように思います。

高校生のころにスマホがなかった世代と高校生のころにスマホが当たり前の世代。

このふたつの世代が通る道は確実に違います。そして何十年後かには、スマホなんて古い!

という世代もでてくることでしょうね。

肌感覚ですが、ものすごく生きづらい世の中になってきてるなぁ。と思います。

それでもその中で、自分がどうなりたいか。どんな幸福でありたいかを考えると、

それほど好きでもない本をたくさん読むことが必要だと思っています。

生きていくために賢くなりたい!って感じですね(笑)

それでは!

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